「ゆずちゃんゼリー」でおいしく便通改善

ゆず食と健康

ゆず果汁を使い便通改善効果をねらったゼリーを開発

焼き魚に絞ってかける、あるいは湯豆腐にも欠かせない「ゆず(柚子)」には、クエン酸やビタミンCに加え、「フラボノイド」という物質が豊富に含まれています。

フラボノイドはポリフェノールの一種で、赤ワインの原料であるブドウやチョコレートのカカオ豆に豊富に含まれていることは余りにも有名です。

動脈硬化などの生活習慣病や老化の原因となる活性酸素、いわゆる「体のサビ」を取り除く抗酸化作用を期待して、ゆず果汁を好んで飲んでいる方も少なくないと聞きます。

加えてゆずには、腸内の乳酸菌を増やして腸内環境を改善し整腸効果を高めるという、ヨーグルトに匹敵する効果があることが実験で確認されています。

そこで開発されたのが、ゆず果汁を使って便通改善効果をねらったゼリー、商品名「ゆずちゃんゼリー」です。

今回は、ゆずの産地として知られる高知県安芸郡にある馬路村(うまじむら)農協と高知大学医学部の共同研究チームが開発した、この「ゆずちゃんゼリー」を、紹介したいと思います。

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ゆず果汁に水溶性食物繊維を添加した「ゆずちゃんゼリー」

高知大学医学部にある「馬路村ゆず健康講座」のWebサイトによれば、共同研究チームは、商品化に先立ち、ゆず果汁そのものの腸内環境改善による整腸効果を確認する実験を行っています*¹。

この実験ではマウスを使い、2つのグループそれぞれにゆず果汁と普通の水を4週間与えています。

その4週間後の結果では、ゆず果汁を与えたグループにおいて、糞便中に含まれる腸内善玉菌の代表である乳酸菌の数が22倍以上も増え、糞便の量も増加したことを確認しています。

この結果をもとに研究チームは、ゆず果汁による腸内環境改善効果をより強化する目的で、ゆず果汁に水溶性食物繊維の「β-グルカン*」を添加し、それを食べやすいようにゼリー状にした試作品を作成しました。

便秘がちな男女を対象にした実験で便通改善効果を確認

研究グループはこの試作品を、便秘がちな男女に3か月間食べてもらっています。

その結果、試作品を食べたグループでは、ゆず果汁などいっさい入っていないゼリーを食べたグループより明らかに排便量が増え、顕著な便通改善効果を確認することができたそうです。

*β-グルカゴン(ベータ・グルカン)とは、マイタケやシイタケなどのきのこ類や海藻類、あるいは大麦やゴボウなどにも多く含まれる水溶性の食物繊維。人間はこのβ-グルカンを消化する能力を持っていないため、食物繊維としてそのまま大腸まで運ばれる過程で、免疫作用や整腸作用に利する働きをすることが確認されている。

持ち歩くのに便利なスティック包装

「ゆずちゃんゼリー」の開発に取り組んできた研究チームは、商品化にあたり、頑固な便秘に悩むことの多い高齢者はもとより、若い女性にも便通改善に役立ててもらいたいと考えました。

そこで、手間をかけず手軽に、おやつ感覚でおいしく食べてもらえるようにと飽きのこない味に工夫するとともに、女性がバッグなどに入れて気軽に持ち歩くことができるよう、スティック包装に仕上げています。

1スティック18グラム入りで、10スティック1,400円と、値段も手ごろです。

β-グルカン配合「ゆずちゃんゼリー」の購入は

この「ゆずちゃんゼリー」は、馬路村農協のWebサイトから、また電話やFAXでも注文することができます。

馬路村農協電話:0120-559-659 FAX:0120-059-359
(平日8:30~18:00 土曜日は17:00まで 日・祝日は休み)

また、馬路村農協のアンテナショップ「Umaji」(高知市南久保)でも販売しています。

ここで紹介したβ-グルカン配合の「ゆずちゃんゼリー」は、別のオンラインショップなどで販売されている無添加の「ゆずゼリー」とは別商品ですのでお間違いのないようご注意ください。

なお、便秘もちの方のなかには、「便がすっきり出きらない」残便感に悩まされているという方も少なくないようです。そんなときは、排便時の姿勢を見直してみることをおススメします。

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
→ 排便姿勢はロダンの彫刻「考える人」がいい

また、長引く頑固な便秘のなかには、背景に深刻な病が隠れていることがあります。
すぐに医師の診察を受けた方がいい便秘については、こちらの記事で詳しく解説していますので、是非一度目を通してみてください。

頑固な便秘、すぐに受診したほうがいいときは?
長引く頑固な便秘に悩まされている人は少なくない。従来便秘は病気としてみなされず、個人がそれぞれ解消に取り組んできたが、便秘症の診療ガイドラインが作成され、「たかが便秘」と見過ごすことなく、すぐに受診する必要のある便秘が明らかにされている。そのポイントをまとめた。

参考資料*¹: 高知大学医学部「馬路村ゆず健康講座」Webサイト