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「太りたいのに太れない」悩みをわかってもらえない
若者を中心に「痩せたい」「もっとスリムになりたい」と、食事を極端に制限したり、ジムなどに通って激しい運動をしている方がたくさんいます。メディアなども、「痩せられます」をキャッチコピーにさまざまな方法を紹介しており、ダイエット効果をうたうCMを目にしない日はないといっていいでしょう。
その一方で、痩せすぎていて「太りたいのに太れない」ことが悩みの種という方も少なくありません。知人女性のKさんはその一人。20代後半で、いわゆる「お年頃(おとしごろ)」でもあり、「そろそろ女性らしく少しふっくらしたい」とあれこれ努力をしているものの、なかなか太れないのが悩みの種だと言います。
太り過ぎを気にして日々食べたいものも我慢している側からすれば、「太りたくても太れない」悩みはなかなか理解しがたいことのようです。場合によっては、むしろ「スリムでいいわね」などと言われたり、「太れないなんて贅沢な悩みよ」と突き放されることもあるのだそうです。
20代女性の4人に1人以上が「痩せの状態」
厚生労働省が毎年実施している国民の健康と栄養状態に関する調査の最新版(新型コロナウイルス感染症の影響により2020年と2021年は調査を中止)である2019年の調査結果を見ると、男性は全体の3.9パーセント、女性では11.5パーセントが、いわゆる「痩せの状態」にあることがわかります。
これをKさん世代である20代の女性に限って見ると、「痩せの状態」にある方の割合は全体の29.0パーセントと、ダントツに高くなっています。4人に1人以上が痩せている計算になりますが、若い女性がこの状態というのは、いささか驚きではないでしょうか。
BMI(肥満指数)が18.5未満は「痩せの状態」
ちなみに、この調査で「痩せの状態」としているのは、「低体重」のこと。「肥満度」を表す体格指数として広く知られている、BMI(ボディマスインデックス)の値が18.5㎏/㎡未満の方が該当します。
BMIは、実際の体重や見た目の状態と必ずしもイコールではなく、体重(㎏) ÷ {身長(m) × 身長(m)} の計算式で割り出されます。この値が18.5~25未満であれば「標準体重」。つまり「あなたはおおむね理想的な体重です」と判断されるわけですが、あなたの場合はいかがでしょう。ちなみにWHO(世界保健機関)は「低体重」をさらに次の3段階に分けています。
- BMI値が16未満は「痩せすぎ」
- BMI値が16~17未満は「痩せ」
- BMI値が17~18.5未満は「痩せ気味」
最近は、タニタ 体重 体組成計のように、乗るだけでBMI値や体脂肪率などが表示される体重・体組成計が数多く市販されています。一台購入して定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。
病気が原因で太りたいのに太れないことも
BMI値がずっと17前後だというKさんによれば、「細い腕を見られるのが嫌でノースリーブの服が着られない」「実年齢よりずっと老けて見られることが多い」等々、悩みはつきないようです。
男性の「太れない」方も、「弱々しく見える」とか「不健康そうだ」といったイメージが、仕事の面でマイナスに働くことが多いとも聞きます。
痩せている方は、概して顔色が悪く見えるため、どうしても不健康な印象を持たれることが多いのですが、実際のところ、何らかの病気が背後に隠れている場合もあるようです。
医師の診察を受けて「太れない」原因を突きとめる
たとえば、食欲もあって1日3食きちんと食べているのにどうしても太れない場合にまず考えられるのは、バセドウ病*という甲状腺の病気でしょうか。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるために身体の代謝が盛んになり、食べても食べても、消費するエネルギーに追いつけず、そのまま痩せが進行してしまいます。
また、胃・十二指腸潰瘍や潰瘍性大腸炎など消化器系の病気があれば、消化・吸収機能が低下しますから、食欲もあまりないし、無理して食べても消化しきれずに栄養にならない、つまり身につかないから太れないこともあります。それと、もともと食べたものを消化、吸収する能力が低いという、体質的な問題も考えられます。
なお、生活習慣病になりやすい「メタボリック症候群」、通称「メタボ」については、「肥満」「ポッコリお腹」のイメージが定着しています。そのため痩せ気味の方は「メタボ」の心配はないと考えがちですが、そうでもなく、「やせメタボ」の方も結構いて、「メタボ」は体型には関係ないということになります。この話は「太っていないのに生活習慣病になりやすい痩せメタボ」で詳しく紹介していますのでご覧ください。
プロテインやサプリメントを試す前に
いずれにしても、まずは一度、医師の診察を受け、自分が太れない原因を突きとめておくことが大切です。この場合に受診する診療科は、内科がいいと思いますが、同じ内科でも、内分泌あるいは消化器内科が専門の医師なら、なお安心です。
ネット上などで「太りたいのに太れない人」にいいとして紹介されている、いわゆるプロテインやサプリメントの類を利用するのは、医師の診察を受けたうえでの話になります。
医師による診察の結果、「低栄養」などの診断がつき医師が必要と判断すれば、ドリンクタイプの栄養補助食品を処方してもらえることもあります。処方箋には医療保険が使えますから、費用は自己負担分の3割程度ですみ、市販のプロテインよりかなりの割安で、しかも医療用医薬品ですから安心して飲むことができます。
100mlで200kcalを摂れる濃縮栄養ドリンク
なお、医療保険は使えませんが、栄養がバランスよく詰まった飲料である明治の「メイバランス」は、1本125mlで200kcalと、少量でも高カロリー、高たんぱくを摂取できるため、小食の方には大きな味方です。
さらにこの度、それをぎゅっと濃縮した『明治 メイバランス ぎゅっと Mini』が登場しています。同じ200kcalですが、量は100mlと飲みやすくなっています。タンパク質は3.75gです。125mlでは飲み切れないとの声に応えて開発されたもので、コーヒー味、ミルクティー味、ストロベリー味、ミクスフルーツ味の4種類があります。100mlならおやつ感覚で抵抗なく飲み切ることができるのではないでしょうか。
少量で効率よくカロリー補給を
他にも、少量で効率よくカロリー(エネルギー)を補給できる栄養補助食品としては、「Nestle(ネスレ) アイソカル ゼリー ハイカロリー」(1カップ150kcal、たんぱく質3g、脂質7.9g)があります。
また、たくさん食べられないがカロリーは欲しいというときには、1パック(100ml)でご飯2膳分のカロリー(400kcal)とたんぱく質もゆで卵2個分(14g)を補給できるテルモ 超高濃度栄養食 アップリードもおススメです。これにはりんご味とサワー味があります。
太りたいのに体質的に太れない人が取り組みたいこと
Kさんの話に戻しましょう。医師による診察の結果、痩せの原因となるような健康上の問題はなく、Kさんの家族や親戚にもどちらかと言えばやせタイプの人が多いことからも、「どうも体質的に太りにくいようですね」となったとのこと。
この診断のもと、医師からは、日々の生活を以下の点から見直してみることを提案され、今現在、鋭意取り組んでいるようです。
- 毎日3食をしっかり食べること
- 食が細く1回に少量しか食べられなときは、間食をして食事回数を増やす
- 仕事の関係などで食事回数を増やすのが難しい場合は、ブレイクタイムに間食として、少量でも栄養価が高いBASE BREADのような完全栄養食を利用してみる
- 筋肉のもととなるたんぱく質、それも低脂肪でエネルギー効率の高い植物性たんぱく質を多く含む食品(豆類、ブロッコリー、アボカド、バナナ等)を選ぶ
- 食事に並行して筋肉トレーニングに励み、筋肉をつける
- この場合の筋肉トレーニングとしては、大きな筋肉を鍛える「腕立て伏せ」や「スクワット」がおススメ
アボカドやいちじくもおススメです
なお、私からのKさんへの助言として、たくさん食べなくても栄養価の高いアボカドにエキストラバージンオイルをたっぷりかけてわさび醤油で、あるいはサラダドレッシングで食べてみてはどうかと提案しています。
なにしろアボカドは、普通サイズのもの1個で250kcalです。カロリーだけでなく、「アボカドの美容効果をご存じですか」で紹介しているように、栄養価の高さでは世界一の果物としてギネスブックに登録されているほどですから、活用しない手はないでしょう。
アボカドにはおよびませんが、いちじくもカロリーは1個で約60Kcalで、特に植物性エストロゲンなど女性らしさに必須の栄養素が豊富です。ドライいちじくなら旬に関係なく手に入りますから、間食にお勧めです。
それと、男女の別なく、またあらゆる年齢層の間でこのところ注目が集まっている「大人向け粉ミルク」を、コーヒーや紅茶、味噌汁、スープ類等々にたっぷり加えるのもいいでしょう。
なかなか太れなかったがエビオスですこしふっくらに
その後Kさんは、医師の指導を日々励行することに加え、エビオスを飲み始めたところ、食事の量が心持ち増えてきたこともあり、少しふっくらしてきました。その話を「太りたくても太れない方はエビオスを!!」で紹介しています。是非参考に!!